セミナーメモ(46) 神田
- 2015/07/29
- 13:54
7月13日、27日にかけ、Giere. R(2004) How Models Are Used to Represent Realityを読んだ。 科学における表象は、実際の科学に即し、モデルの使用という文脈で考えるべきだとする論文である。表象をことばと世界の二項対立で語るのではなく、表象という活動を「表象をおこなう科学者」「科学者の目的」「実在世界のある側面」「表象の手段(ここがモデルである)」の四項で語ることを提案している。 しかしゼミでは、実在論論...
セミナーメモ(45) 髙橋
- 2015/07/06
- 19:49
Knuuttila.T(2005) 'Models,Representation,and Mediation'を読んだ。この論文では、科学において我々の知識の拡大を促すと考えられるモデル(model)という概念が、哲学的にどのように位置づけることができるのかが論じられる。全体は1 導入、2〜4 最近の研究のレビュー、5〜6 著者の主張 という構成になっている。1 導入モデルの持つ重要な側面は、我々の知識の拡大を促すような性格を持っているという事実である。これを説明す...